(写真)Barnes & Noble (→ 記事「Barnes & Noble (本屋さん)」)で売られている AP参考書
APとは
AP (Advanced Placement) は,高校で履修できる大学レベルの科目です.
AP 科目を高校で履修し,年度末のテストの成績が良ければ,進学する大学の単位として認められることがあります.それにより,大学の授業料を節約できます(大雑把に,AP 1科目あたり$1,000程度).
SAT(アメリカの大学進学適正試験,日本のセンター試験に近いシステム)を提供している College Board が,年度末のAP試験を提供しています.
(写真)AP Japanese の試験会場のコロラド州 ボルダー学区 (BVSD)のボルダー高校(2017-2018学校年度)
試験日
AP の試験日は,College Board のAP Exam Dates で確認できます.
Exam Dates, College Board
一般的に5月上旬〜中旬に行われます.
何らかの理由(AP試験参加生徒が倒れた等)で試験が中止になった場合,試験期間の後の予備日に再試験があります.
現地校校で開設しているAPのクラス
開設数に限りがありますが,現地校校で開設している AP クラスを選択する場合,1年を通して授業を受け,5月に Collge Board の試験を受けます.
高校で開設している授業ですので,高校のクレジットになり,GPA にも含まれます.
(キャプチャー図)コロラド州ボルダーカウンティのある高校で開設しているAP の授業(2018-2019学校年度)
College Board AP に登録
(2023年10月時の情報)
現地校で開講されているAPクラスに参加し,AP試験を受ける場合,それぞれのAP の先生から Collge Board (PSAT, SAT, AP を提供する機関)のコードが送られてきます(一般的に10月中旬)
そのコードを College Board の AP Students(外部リンク)に入力します.
問題が無ければ,以下の登録画面(Precalculus の場合)が表示されます(2023年10月時点).
これで AP Exam に登録完了です.
クラスを受講せず,現地校以外の学校や学区センターで AP Exam のみ受ける場合は,記事「AP Japanese」を参考にしてください.
AP開設校の検索
AP の試験のみ受けたい時は,どの学校で APクラスを開設しているか検索します(下のリンク).
AP Ledger, Collge Board
ただし,AP開設校で,外部からの参加を認めていない場合は試験を受けることはできません.
AP開設校の 「AP コーディネーター」AP Coordinator との交渉も必要です.
APの参考書
APの参考書は本屋さんで確認できます.
下の写真は,Barnes & Noble で売られている AP参考書です.
APの成績と GPA
APの高校 GPA (→ 記事「GPA」)の対応は以下になります.
(1)AP開設校のクラスを取る場合
APクラスの,AP Exam とは別に行われる試験(Final),宿題,中間テストの結果から成績が決まります.
APクラスの成績は,Weight がかかるので(GPA +1アップ),C であっても B (Wighted)となります.
(2)APの試験のみ受ける場合
現地校(高校)の成績には一切含まれません.
そのAP クレジットを,大学のクレジットとして認めるアメリカの大学で利用するのみです.
日本の大学に進学される場合,カリキュラムの違いから,アメリカの AP が日本の大学のクレジットとなることは(ほぼ)皆無です.
よって,有料の AP Exam を受ける必要は無く,AP クラスのみ取ろ現地校の GPAに Weight を付けるので十分かもしれません.
でも,希望進路は変わることがあること,AP Exam を受ける機会は良い経験となること,から受けておいた方が良いかと思います.
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