
(写真)アメリカ(左)と日本(右)の教科書の比較
はじめに
アメリカでは、日本のように全国共通の教科書が無償で支給される制度はありません。
また、日本の文部科学省に相当する連邦政府による教科書検定制度も存在しません。
アメリカでは、各州や学区が教科書のリストを作成したり、採用を決定したりします。ある州では州レベルで承認された教材リストがあり、別の州では学区が独自に選択する仕組みになっています。
小学校の場合
アメリカの小学校では、特定の教科書を使わないことが多く、
プリント教材や、学区が作成したオリジナルのワークブックなどを使って授業が行われます。
中学校・高校の場合
中学校・高校では、日本の大学に近い形で、
各教科ごとに 「参考書」としての教科書 が用意されます。
これらの教科書は、学校から貸与(レンタル)され、
学年末やコース終了時に返却します。
汚したり破いたりした場合は、弁償が必要になることもあります。
アメリカの中学3年生の教科書
以下は、アメリカの 中学3年生
(小学校5年・中学校3年・高校4年制)の教科書の例です。
数学:Algebra(代数学)
科学:Earth Science(地学)

アメリカの中学校・高校(※アメリカでは高校までが義務教育)の教科書は、
毎年レンタルされるため、ほとんどが古本です。.
日本の教科書とアメリカの教科書
以下は、海外在住の日本人向けに支給される日本の中学3年生の教科書
(数学・理科)です。

海外で配付される日本の教科書は、
出版社が全世界で共通になっています。
(参考:日本の教科書の無償配付Q&A/ JOES 海外子女教育振興財団 外部リンク)
数学・科学の教科書の厚さ比較
数学と科学について、日本の教科書(→ 記事)とアメリカの教科書の厚さを比べてみます。
アメリカの教科書(数学:Algebra)

アメリカの教科書(中学:科学)

アメリカの教科書は、日本の教科書と比べると、かなり厚いのが特徴です。
説明が非常に詳しい
例題・練習問題が豊富
という構成になっています。
実際の使われ方(体験談)
日本の教科書とアメリカの教科書を両方しっかり活用すれば、
他の教材はほとんど不要なのでは、と思うほど内容は充実しています。
ただし、実際には
アメリカの教科書を隅々まで活用する生徒は多くない
という印象です。
我が家の子どもたちも、
教科書を家に持ち帰ることはありますが、
宿題などで必要なときだけ使い、普段はほとんど開きません。
デジタル化の傾向
一部の学校ではデジタル教材(タブレットやオンライン教材)を活用する例も増えており、紙の教科書だけでなく、ネット経由で学習するスタイルも一部で導入されています。
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